開院以来、当院では来院された時点で番号札をとって頂き、番号札順に受付、診察をさせていただいておりました。
外来の混雑は以前よりの課題ではありましたが、次第に順番待ちが激しくなってしまい、早朝6時前から番号とりのために病院玄関前に行列ができてしまう、駐車場も受付時間前には一杯となってしまう、受付開始時間には番号札が100番台になってしまう、平均の待ち時間が3〜4時間となるなど、安心して信頼していただける医療を提供できる限界を超えてしまいました。
また、混雑していますと、診療内容によって多少診察順が前後するだけでも、患者様からクレームがでるなど、外来診療の雰囲気、内容そのものが殺伐となってきてしまいました。
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このような経緯から、これら問題の解決策として、平成17年9月より、診療予約制を導入しました。やはり外来患者数がとても多いので、全く待ち時間がないというものではありません。それでも来院時間が午前8時台に集中しない事で、駐車場に余裕が出来る、待合室に余裕ができる、又、前日に来院予定患者様のカルテを用意しておけるので受付業務がスムースに行くなどメリットが多く、結果として待ち時間も検査を含めて1時間程度に抑えられるようになりました。
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以前からの混雑状況をご存知の患者様には、予約制はとても好評です。
しかし、初めて予約制を知らずに来院された患者様の中には、緊急でない場合は出来るだけ予約を取って頂きたい旨をお伝えすると、診察を断られたように感じられる方もいらっしゃるようです。実際にそのような内容の投書を頂いた事もあります。決して診察をお断りしている訳ではありませんが、その場合は待ち時間がかなり長くなることをご了解ください。やはりあらかじめ都合をつけてご予約くださった患者様優先となります。もちろん緊急性の高い場合は直ぐに診察いたしますが、緊急性の判断はこちらでさせていただく事になります。
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これからも、患者様の声を聞きながら、より良い信頼される医療を提供できるように、職員一丸となって努力を続けるつもりです。
診療予約制にも問題点は残されておりますが、これまでの経緯をご理解頂き、ご協力をお願い申し上げます。
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